【緑膿菌感染】ネイルトラブル




比較的ネイルサロンで少なくない
ネイルトラブルに..
「緑膿菌感染」があります。


*ウイルス(コロナやインフルエンザ)
*真菌(白癬菌《いわゆる水虫》やカンジタ)
*細菌

で分類したら「細菌」の部類です🙋‍♀️
「カビ(真菌)」と勘違いされやすいけれど

細菌であり日和見菌。(善玉菌でも悪玉菌でもなく、優勢な方に傾く八方美人菌のような存在。)



日常的に人の大腸の中他、水回りや土の中など生活環境にたくさんいる菌ですが
細菌だから普段健康な人には害になりません。

人に体を外敵や雑菌から守る防衛軍の働きにがもともと備わっていて(これが免疫力)バリア機能の働きがあるんですが、
睡眠が足りなかったり、ストレス過多だったり、栄養不足だったり、腸内環境がわるかったりなどの悪因子が重なると、免疫機能が落ちてくる→健康な方でも緑膿菌感染を引き起こすことがあって。

ネイルサロンでみる緑膿菌感染は、

①ジェルやアクリルなどの人工爪とお爪の間
②お爪とお爪のしたのベッド(爪床)の間
③別要因で爪甲剥離したところに2次的に緑膿菌が感染

という3つの要因で誰にでも起こり得ます😞



経験上、清潔にしてるか不潔かということより、代謝の良い人(健康的で爪がのびるのも早めなタイプ)の方に出現する傾向が否めず、私は医師ではないので診察も診断もできませんが、爪や皮膚の構造をしればそのメカニズムはかなり納得です。🤔
(細かいことはUK nail.スクールの座学でやります)


先日、ジェルネイルをつけ始めてそろそろ1年..なお客様が、緑膿菌感染に🤢😵。
(グリーンのポイントをつけているところは全て感染が見られました)


全てお取り外しして、

ベースも塗らずにお帰りいただいたのは、
出現したら自然乾燥するのが一番の応急対処法だから。


使った用具は、全て通常の消毒手順ではなく

中性洗剤で目に見える汚れを落とした後の消毒は、「血液🩸が付着した場合」と同じ措置をとり、

必ず紫外線消毒器を20分以上通す。



布類は通常より消毒液の濃度高め&10分以上の浸漬をしたのちに洗濯をし、

使い捨てペーパー類やファイル類は速やかに処分、


机や椅子、棚、その他器具類の消毒は、

消毒用濃度のエタノールでおこない、
(エタノールがない時は、適切な濃度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液《ハイター等》で拭いたときは15分後に水拭き)を行います。



たとえば、ポリッシュ(マニキュア)やジェル、プレプライマー(ph調整剤)なと、溶剤を緑膿菌感染の疑いのある人に使いまわしてしまった場合は不安になりますが、溶剤の中で緑膿菌は生きられないのと、細菌だから人から人にうつらないので過剰反応をする必要はないけれども、

緑膿菌と分かった時点で、施術に使う道具類は捨てる&通常以上の消毒をする意識でオフなどに臨むことが大切。

今日書いたことは、コロナウイルスへの対策にも応用ができると思います。

はやく、ウイルスの性質が整理されて、
世界で対策がとれるようになることを
切に願います🙏🙏🙏


お客様の次回ご来店は3月下旬に設定。
経過をみること、原因になることをもう少しディープカウンセリングすること、
次の施術は状態を見極めてから判断いたします🙋‍♀️✨








UKnail. salon&school for nail&skin

生きた証(あかし)が表面に出る肌や爪。 年齢や季節、ホルモンやストレス、食事から睡眠までカラダを構成しているものに連動して変化しうつろうもの。だからこそお客様お一人ずつに、時代と環境に合わせた毎回のベストを お届けしています。 心と体(人体)、口に入れるものまで様々が連動しているので、毎回のカウンセリングをとても大切にしている現場主義のお店です。

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